ドイツ・オーストリア・チェコ旅行 - アウグスブルグ

黄金のホール天井画



一夜明けたローテンブルグ、朝早く起きて朝の散歩に出ました。
昨日も訪れたローテンブルグの主教会聖ヤコブ教会へ。


早朝は地元の方もお祈りに来るので、時間が合えば生オルガン演奏を聴くことができます。
この教会のオルガンは聖血の祭壇(昨日のブログ参照)の前にあるので、この彫刻を一人占めしながらオルガン生演奏を聴けることができ、朝から大満足です。




そして散歩続行。昨日行けなかった町の北側クリンゲン門方面へ。
ゼラニウムとぶどうが外壁を飾っているお家もあります。


ポスト発見!
昨日夕食時に書いた絵ハガキを早速投函。


そして宿に戻って荷物を持ちチェックアウト。
電車に乗り、昨日買った小粒シュネーバルをいただきました。
レモン味なんだけど、見た目通り甘いっす(^_^;)



ローテンブルグとさよならして電車に揺られ2時間強、ロマンティック街道最大の都市アウグスブルグに到着!


本日の最終目的地はフュッセンなんだけど、ローテンブルグからは遠いので休憩のためにもここで途中下車します。


聖アンナ教会が見つけられず、良く分からん建物に迷い込んだら地元おじさんに声をかけられました(多分不審者だと思われたんだろうね)


聖アンナ教会に行きたいんだけど迷ったと言ったら親切にも「今工事中なんだよ!ごめんね、折角来てくれたのに!」と連れてってくれて、ほらね、と網にすっぽり覆われた教会見せてくれた。残念ね〜


というわけでこの教会はあきらめ、近くのマーケットを一周してから市庁舎広場へ。



おーっ!!ドイツらしい建物発見!!


この市庁舎ドイツルネッサンスの最高傑作らしい。


中の黄金のホールは後ほど見学する予定♪


その隣にあるのはペルラッハ塔。


階段で登ることもできるらしいです。


なんか空が曇り気味。スカッと晴れてないのが残念だけどヨーロッパらしい。






市庁舎広場からまっすぐ北へ進むと、大聖堂に辿り着きます。


アウグスブルグ市況の教会として建設されたそうな。


すぐ隣に小さな公園もあり、木に覆われた感じの教会。






でっかい扉を押して中に入るとこんな感じ。




この教会のステンドグラスは完全な形で現存する世界最古のものらしい!!





教会内で最も古いのは1段下がった地下のクリプタ(左写真)



大聖堂を出て市庁舎前を通り過ぎマクシミリアン通りを左折、坂を下っていくとフッゲライに到着!



フッゲライは16世紀頃当時の富豪フッガー家によって建てられた、世界最古の社会福祉住宅だそうです。






敷地内に入ると、きちんと区画整理されていて約140戸の住居が並んでいます。


当時、カトリック信者で困窮したアウグルブルグ市民に安い賃料で貸しだされていたそうです。


今でもここには人が住んでいて、家賃は今でもなんと1ユーロくらい。


私も住みたい。




敷地内にはきちんと教会もあります。


家は1軒1軒きちんと区切られていてポストもあります。


困窮していてもきちんとした生活ができるような住居になってます。







どの家もドアがとても似ているため、一見、見分けがつきません。


そこで酔っぱらって帰ってきても自宅が識別できるよう、ドアベルの棒先の形は全ての家で異なっているそうです(左写真)


現在の家の中の様子が公開されています。


めっちゃキレイだし、十分なスペース!お庭もきちんと用意されてます。





当時のお部屋の様子も公開中。


ベッドルームと台所です。


当時、善行をすることで自分が救われると信じられていたため、富豪は宗教上の理由からこういった社会貢献をする習慣があったそうです。





でもそこはやはり富豪。


フッゲライ居住者は必ず建造者ヤコブ・フッガーの肖像を飾り(左写真)、フッガー家のために1日3度お祈りすることが命じられていたそうです。


お庭にはヤコブ・フッガーの銅像も!




敷地内にはアウアグスブルグ内で初めて魔女狩りの犠牲となった女性が住んでいたとされる家もあります。


当時48歳の女性は11歳の自分の娘に魔女だと訴えられ、激しく拷問された後告白し、処刑されたそうな。









敷地内には第二次世界大戦中の防空壕も残ってます(左写真)


大戦で壊滅的な被害を受けたフッゲライも、その後再建され今に至るそうです。



敷地内中心の噴水前に、夜警姿のおじさん発見!!!


大人気です☆






モーツアルトの曾祖父フランツ・モーツアルトが住んでいた家もあります(左写真)


モーツアルトの父親は大学も行ったヴァイオリニスト。
ということは、フッゲライに住んでいた曾祖父の息子(モーツアルトの祖父)が一代で財産を築きあげたってことかな。


職業はなんだったんでしょうか。


フッゲライを後にしてマクシミリアン通りに戻り、フッガーハウスへ(右写真)
フッガー家は銀行を営んでいたらしく、当時の屋敷兼商館だったここに、今もフッガー銀行があるそうです。




マクシミリアン通りの端っこに立つのが聖ウルリヒ&アフラ教会です。


こちらも玉ねぎ型の屋根がのっかっててカワイイです。


こちらはカトリックプロテスタントふたつの教会が立っています。




そろそろ電車の発車時刻が迫ってきました!


本日の観光の締めくくりは市庁舎内の黄金のホール!!!!


きんきらりんの豪華絢爛とはこのこと。


黄金の彫刻を見るのはこれが初めてかも。


天井の絵もとても美しいです(右写真)



ホールは人もまばらでとても静か。



椅子がちらほら置いてあるので、座ってゆっくり鑑賞できます。



ここをカフェにしてくれたら気分良く紅茶とか飲んじゃうのになぁ〜と思ってしまう。





市庁舎の観光を終え、急いで駅へ!


弾丸トラベラーみたいです(^_^;)







また電車に揺られ1時間30分。


ロマンチック街道の終点。アルプスに近い町フュッセンに到着。


ヴュルツブルグからフュッセンまでロマンチック街道の電車の旅・・・


感慨深いデス。


明日はいよいよ、あの有名はノイシュヴァンシュタイン城へ行きます!


楽しみだなー